シックハウス Q&A
-- シックハウス対策についての質問集 --
Q : ベイクアウトという化学物質低減方法について教えてください。
A : ベイクアウトについて説明します。
⇒ 揮発性有機化合物(VOC)は、温度が上がれば上がるほど揮発しやすくなるという特性を持っています。
ベイクアウト法は、この特性を利用したものです。わざと室温を上げることにより、建材や家具の中にに含まれる化学物質の揮発を促進させ、化学物質を外に追い出します。
建材の中の化学物質の量が減れば、室内の化学物質濃度が下がります。この効果を狙ったのがベイクアウト法です。
ベイクアウト法の手順は、まず部屋の窓を全て締め切り、エアコンやヒーターなどの暖房器具を用いて室温を35℃〜40℃くらいまで強制的に上げます。
そして一定時間経過後、部屋の窓を全て開け、室内に放散した化学物質を外に排出します。この作業を数回繰り返して建材の中の化学物質を強制的に追い出していきます。
ただし、ベイクアウトには多くの問題点も指摘されています。
熱によりクロスなどの仕上げ材が剥がれてしまったり、建具が反ってしまうことや、ベイクアウト後に一時的に化学物質濃度が上がる現象(リバウンド現象)が起こることもあります。
また、ベイクアウトによって放散した化学物質が他の建材に吸着してしまう場合などもあり、必ずしも一定の効果が期待できる方法とは言えないのが現実です。
< 関連ページ > もっと詳しく知りたい方は参照してみてください。
⇒ 今すぐできる!シックハウス対策 01 化学物質対策 その1
⇒ 今すぐできる!シックハウス対策 02 化学物質対策 その2
⇒ 今すぐできる!シックハウス対策 03 化学物質対策 その3
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