結露対策 |
説 明 |
浴室の十分な換気 |
浴室は、家の中で最も水蒸気が発生する場所のひとつです。入浴中はもちろん、壁や床に水分が残っているときは換気扇をまわして乾かすようにしましょう。各々の部屋でも換気は必要ですが、特に浴室は十分に換気を行った方がよいです。 |
台所の十分な換気 |
台所では調理中に多くの水蒸気が発生します。調理するときは多くの水蒸気が出るため、十分な換気が必要です。そして換気扇を回すときにはしっかり給気(外気の入り口)を確保してください。
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ストーブでの湯沸かしを控える |
開放型の石油ストーブは、燃焼した石油の1.13倍もの水蒸気を発生させるといわれています。石油ストーブをつけると温度が上がるため、乾燥したように感じられますが、絶対湿度は上がっています。さらにヤカンなどをストーブにかけるとかなりの水蒸気が発生します。 |
洗濯物は部屋の中に干さない |
意外にも湿気をタップリ放出するのが、洗濯物の部屋干し。これによってかなり湿度が上がります。やむをえなく干すときはしっかりと換気を行う必要があります。
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除湿機の使用 |
洗濯物を部屋に干すときや、外気の湿度が高くて換気しても部屋の中がジメジメしてしまう場合は、除湿機やエアコンの除湿機能などを使って湿度を下げると結露が起こりにくくなります。 |
通気性の確保 |
タンスや収納棚などの家具の裏側は、空気がよどみやすく結露しやすい箇所です。少し壁との間を空けることで通気がよくなり結露しにくくなります。また下にスノコを敷く方法も効果的です。 |
十分な断熱を行う |
これは家を建てる時の話になってしまいますが、断熱が不十分な壁は室内側の壁表面が冷たくなるので、結露しやすくなります。窓ガラスもシングルではなくペアガラスを用いると結露を効果的に防ぐことができます。 |
全館暖房 |
全館暖房とは部屋ごとに暖房するのではなく、家全体を暖めることです。こうすることで家の中に温度差がなくなり、湿気を含んだ暖かい空気が冷やされることなく結露が起こりにくい環境となります。 |
非暖房室の遮断 |
暖房された部屋の暖かい空気が、暖房されていない寒い部屋に流れていくと、湿気を含んだ空気が一気に冷やされ、相対湿度が上がり結露しやすくなります。全館暖房が不可能な場合は、暖房室と非暖房室を遮断することで結露の発生を抑えることができます。 |