空気中の化学物質測定方法 introduction
みなさんは、自分の住まいの空気が安全かどうか気になったことがありませんか?
成人が一度の呼吸で吸い込む空気の量は、およそ0.5リットルといわれています。
つまり、1回でだいたい500ミリリットルのペットボトル1本分の空気を吸うわけです。
これを1日の量に換算すると・・・
なんと15,000リットルから20,000リットルにもなります。
これだけの空気を毎日吸っているわけですから、もし化学物質で汚染されていたとしたら…たまったものではありません。
シックハウス症候群を引き起こす化学物質は、建材や家具をはじめ様々なものから出ています。(詳しくは 建材からの化学物質 、 日常生活品からの化学物質 をご覧になってください。)
新築やリフォームしてから体調がすぐれないという方や、そうでなくても家に帰ってくるとどうも体調がすぐれないという方は、シックハウス症候群の症状がでている可能性があります。
そのような方は、自分の家の化学物質の濃度がどれくらいなのか実際に測定してみることをおすすめします。
厚生労働省はシックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の室内濃度の指針値を定めていますので、実際に測定してみれば、自分の家の化学物質濃度がその指針値よりも高いか低いかを知ることができます。
では、室内空気中の化学物質の濃度はどのようにして測定するのでしょうか?
シックハウス症候群を引き起こす化学物質は、もちろん目に見えるものではないので、実際にどのくらい汚染されているかを知るためには専用の測定器具を用いて測定しなければなりません。
たいていの場合、測定作業は専門家に依頼することになります。
とはいえ測定サービスを行っている会社はたくさんあり、サービス内容や測定料金は会社によって様々。
簡単に選べるものではありません。
納得のいくサービスを提供してもらうためにも、依頼する前に測定の基礎知識を予習しておいた方がよいでしょう。
というわけで、ここでは、実際に使われている代表的な測定方法をあれこれ紹介したいと思います。
本文へ ≫
|