A : パッシブ法は化学物質の拡散原理を用いた測定方法です。 ⇒ 空気中の揮発性有機化合物(VOC)の気体分子は、高い濃度の場所から低い濃度の場所に移動する性質があります。この分子拡散の原理を用いたのがパッシブ法です。 室内の中央にパッシブ用サンプラーを吊り下げて放置しておくと、室内中の化学物質が拡散原理によりパッシブサンプラー(採集機器)に捕集され、その捕集量を分析することにより、濃度を割り出すことができます。 パッシブ法は吸引ポンプなどを使わないので、一見精度が低そうですが、長時間(通常10時間以上24時間以内)にわたるサンプリングを行えば、安定的な測定値が得られます。 またパッシブ法は、アクティブ法との相関性も高いことも実証されており、信頼性の高い結果が得られることで多く用いられています。 < 関連ページ > もっと詳しく知りたい方は参照してみてください。 ⇒ 建材の化学物質測定方法 01 デシケーター法 ⇒ 建材の化学物質測定方法 02 小形セル法 ⇒ 建材の化学物質測定方法 03 小形チャンバー法 ⇒ 建材の化学物質測定方法 04 大形チャンバー法 ⇒ 空気中の化学物質測定方法 01 測定する部屋の選び方 ⇒ 空気中の化学物質測定方法 02 アクティブ法(標準法) ⇒ 空気中の化学物質測定方法 03 パッシブ法(代替法) ⇒ 空気中の化学物質測定方法 04 検知管法(簡易法) ≪ シックハウス症候群についての質問集トップへ戻る 次の質問へ ≫