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空気中の化学物質測定方法 03


-- 空気中の化学物質測定方法 その2 パッシブ法(代替法) --

 空気中の化学物質測定方法 パッシブ法アクティブ法空気測定の次は、パッシブ法空気測定(パッシブ法)について説明したいと思います。

  パッシブ法はとてもシンプル。
  吸引ポンプなどは用いずに、部屋の中に捕集剤(サンプラー)を吊るして自然に化学物質を吸着させる方法です。
  放置して自然に吸着させる方法なので、「受動的な、消極的な」という意味の「パッシブ(passive)」という言葉が使われています。

  ホントに吊るしておくだけで化学物質を吸着させることなんてできるの?と疑ってしまいそうですが、パッシブ法はあるシンプルな原理に基づいた信頼できる測定方法なのです。

  化学物質は濃度の高いところから低いところへ分子拡散する性質(拡散原理)があります。パッシブ法はこの拡散原理を用いています。
  このため、アクティブ法のように短時間ではなく、通常24時間(8時間以上)かけて捕集が行われます。
  また、パッシブ法は住宅性能表示制度(詳しくは シックハウス関連法規06 をご覧ください)の中で、アクティブ法の代替法として定められており、アクティブ法との相関性が認められた信頼性のある化学物質の採取方法です。

 パッシブ法 測定スケジュール
 アクティブ法では新築住宅と既存住宅で測定スケジュールが異なりましたが、パッシブ法ではどちらも同じスケジュールとなります。
  分かりやすいようにタイムスケジュールを表にまとめました。

時 刻
パッシブ法空気測定 作業内容
8:30


9:00
 室内換気開始
 家のすべての窓・扉(収納扉なども含む)を30分開放します。

 室内換気終了
9:00


14:00
 室内空気の維持
 外気に面する窓や扉だけを閉鎖して5時間維持します。

 室内空気維持の終了
14:00



翌日14:00
 室内空気の採取作業開始
 パッシブ法専用の捕集剤(サンプラー)を室内に吊るし、24時
  間放置して化学物質を採取します。

 室内空気の採取作業終了
 化学物質濃度の分析 
 採取作業が終了したら捕集剤(サンプラー)を専門の分析機関
  に持ち込み、化学物質濃度の分析を行います。

 捕集時間は8時間以上とされていますが、24時間捕集した方が精度がより高くなると思われます。
  8時間で行う場合は14:00が中心になるように、10:00〜18:00で行います。これは、14:00に最も気温が高くなる時間帯と想定されているからです。

 採取した化学物質濃度の分析には、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどについては、液体クロマトグラフ法などが用いられ、トルエンやキシレン、スチレンなどについては、ガスクロマトフ質量分析法などが用いられます。 サンプラーもこれによって2種類に分かれています。

 以上が、パッシブ法空気測定の手順となります。パッシブ方は専用の吸引ポンプなどを用いないので、アクティブ方よりも測定料金が安いというメリットがあります。


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 01測定する部屋の選び方
    住宅には、居間や寝室や台所などいろんな部屋があります。では、測定する部屋を
     どうやって選べばよいのでしょうか。

 02空気中の化学物質測定方法 その1 アクティブ法(標準法)
    アクティブ法は、日本住宅性能表示基準で標準法として定められている信頼性の
     高い測定方法です。アクティブ法の手順などを詳しく紹介します。

 03空気中の化学物質測定方法 その2 パッシブ法(代替法)
    パッシブ法は、日本住宅性能評価基準でアクティブ法の代替法として認められてい
     る測定方法です。ここでは、パッシブ法の手順などを詳しく紹介します。

 04空気中の化学物質測定方法 その3 検知管法(簡易法)
    精度は劣りますが、もっとも簡単・手軽な測定方法といわれている検知管法を紹介
     します。
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