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建材中の化学物質測定方法 02


-- 小形セル法 --

小形セル法は、デシケーター法や小形チャンバー法などのように容器の中に建材試験片を入れるのではなく、測定したい建材の表面に小形のチャンバー(セル)を設置して測定する方法です。
小形セルの代表的なものとして「FLEC-cell 」などがあります。

小形セル法のチャンバーは非常に容積が小さく、蒸散型の建材の場合には測定上の工夫が必要とされており、あまり向かないようです(蒸散型とはペンキやワックスのように表面に存在する揮発性有機化合物(VOC)が発散するタイプのものです。 一方、蒸散型に対して拡散型というのは合板やパーティクルボードのように内部の接着剤の揮発性有機化合物が表面ににじみ出てくるタイプのものです)。

実際の現場では、小形セル法はあまり用いられていないようです。建材試験片の化学物質測定方法は、デシケーター法や小形チャンバー法が一般的です。また大型家具などの製品試験についてはほとんど大形チャンバー法によって測定が行われます。

また、小形セル法の考えを応用して、最近ではバッジタイプやシールタイプの使い捨て測定アイテムが市販されています。いずれも建材の表面に貼り付け、一定時間経過後に色の変化でホルムアルデヒドの放散量を分析するものなので、専門家でなくとも家庭で手軽に試すことができます。  ⇒ ホルムアルデヒド試験紙


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建材中の化学物質測定方法 menu


  01デシケーター法
    デシケーター法は、デシケーターと呼ばれる容器を用いて測定を行う方法です。

 02小形セル法
    小形セル法は、容器の中に建材を入れて測定するのではなく、建材の表面部分に
    小形のセルを設置して測定する方法です。

 03小形チャンバー法
    デシケータ法は密閉された容器の中に入れて測定しますが、小形チャンバー法は
     換気のある状態を想定した測定が可能です。

 04大形チャンバー法
    原理は小形チャンバー法とまったく同じです。その名の通り大形なので家具をまる
     ごと測定することも可能です。








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