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建材中の化学物質測定方法 04
-- 大形チャンバー法 --
建材から発生する化学物質を測定するには、デシケーター法や小形チャンバー法などがありますが、大きさに限界があるため、これらの測定方法を用いて大型家具などの製品を測定することはできません。
まるごと大型製品の発生量を測定するには、大形チャンバー法が用いられます。
測定の手順などは小形チャンバー法とほぼ同じなので省略します。
大形チャンバー法と小形チャンバー法の相関性
小形チャンバー法の目的は、建材からの化学物質発生量を求めることにあります。どのパーツの建材が化学物質の発生を増大させているかを把握するために用いられます。
小形チャンバー法で構成部材からの化学物質発生量を求め、これをもとに製品全体からの化学物質発生量を予測する研究なども行われているようです。
しかし、大形チャンバー法でまるごと製品を測定した場合の結果と一致しない場合もあるようです。このようなことから製品発生量はあくまで大形チャンバー法で測定したものでなければなりません。
建材の化学物質測定方法の説明はこれで以上となります。
ここで説明したデシケーター法、小形チャンバー法、大形チャンバー法は、一般的には住宅購入者が行う測定というよりも、主にメーカー側が製品開発の段階で行う測定方法と言えるでしょう。
しかしながら、建築後に室内での化学物質の発生源を正確に特定するためには、居住者は専門業者に依頼して、このような測定を行う必要が出てくるかも知れません。
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建材中の化学物質測定方法
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01
デシケーター法
デシケーター法は、デシケーターと呼ばれる容器を用いて測定を行う方法です。
02
小形セル法
小形セル法は、容器の中に建材を入れて測定するのではなく、建材の表面部分に
小形のセルを設置して測定する方法です。
03
小形チャンバー法
デシケータ法は密閉された容器の中に入れて測定しますが、小形チャンバー法は
換気のある状態を想定した測定が可能です。
04
大形チャンバー法
原理は小形チャンバー法とまったく同じです。その名の通り大形なので家具をまる
ごと測定することも可能です。
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