シックハウス Q&A
-- 揮発性有機化合物(VOC)の測定についての質問集 --
Q : 測定業者が多すぎて選べません。測定業者を選ぶコツを教えてください。
A : 測定業者をうまく選ぶコツを説明します。
⇒ これは依頼者のニーズにもよりますので一概にはいえませんが、正確な測定結果が得られなければ測定の意味がありません。
業者が採用している測定方法が、国土交通省に認知されているものかどうかが大事です。
もちろん大雑把な目安だけを知りたいのであれば、安価な検知管法などの簡易法でよいのですが、高い精度でしっかりと測定したいのであれば、アクティブ法やパッシブ法がおすすめです。
アクティブ法やパッシブ法は、「日本住宅性能基準」及び「評価方法基準」で採用されており、信頼性が高い測定法といえるでしょう。
それ以外にも、測定者が資格保持者かどうかといったことや、信頼できる分析機関で分析が行われるか、といったことなども事前に調べてみるとよいかもしれません。
測定結果報告書には、分析機関の印がキチンと押されているかどうかも大事です。
業者によっては、報告書が郵送されてきてハイおしまい、というところもあります。
数値だけが知りたいのであればこれでも良いのでしょうが、やはり分析結果をわかりやすく説明してくれて、もし指針値をオーバーしていた場合には、対処方法まで相談に乗ってもらえる業者がベストでしょう。
測定料金も業者によってまちまちです。もちろん安いところに越したことはありませんが、安いからよいというわけでもありません。
じっくり検討して選んでください。
< 関連ページ > もっと詳しく知りたい方は参照してみてください。
⇒ 建材の化学物質測定方法 01 デシケーター法
⇒ 建材の化学物質測定方法 02 小形セル法
⇒ 建材の化学物質測定方法 03 小形チャンバー法
⇒ 建材の化学物質測定方法 04 大形チャンバー法
⇒ 空気中の化学物質測定方法 01 測定する部屋の選び方
⇒ 空気中の化学物質測定方法 02 アクティブ法(標準法)
⇒ 空気中の化学物質測定方法 03 パッシブ法(代替法)
⇒ 空気中の化学物質測定方法 04 検知管法(簡易法)
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