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シックハウス症候群の要因 08


-- シックハウス症候群になりやすい体質 --

 シックハウス症候群の要因 シックハウス症候群になりやすい体質さてここまでは、化学物質やダニやカビといった、シックハウス症候群の外的な要因を取り上げてきましたが、ここではその逆、内的な要因について取り上げたいと思います。
内的な要因・・・つまり私たち自身の体質の話です。

ダニやカビや化学物質で室内空気が汚染されると、みんながみんな同じようにシックハウス症候群になるのかというと、そうとは限りません。
少しでも空気が汚れるとシックハウス症候群を発症する人もいれば、かなり空気が汚れていてもまったく発症しない人もいるのです。

何故でしょう?
 

アレルギー反応とは
まず、はじめにアレルギーについて説明したいと思います。アレルギー反応とは一体どういうものなのでしょう。
 
人の体には、異物が侵入してきたときに、それを排除しようとする働きが生まれつき備わっています。ここで、体に侵入する異物を「抗原」、それを排除するために体が作り出す物質を「抗体」と呼ぶことにします。
本来、この「抗体」によって人の体は守られているわけですが、人(体質)によってはこの「抗体」が不都合な症状を引き起こしてしまうことがあるのです。

分かりやすい例として花粉症をあげてみます。花粉というのは元々人畜無害な物質のですが、人の体にとっては異物(抗原)となります。
花粉が体の中に入ると、ヒトの免疫システムが抗体を作り出し、花粉を体の外に排除しようとします。たとえば涙や、くしゃみや、鼻水で・・・。
しかし、人によってはこの免疫システムが過剰に反応して、抗体を作りすぎてしまう場合があるのです。つまり免疫システムが頑張りすぎちゃってるような感じです。
その結果として、涙が止まらない、くしゃみが止まらない、鼻水が止まらない、という花粉症のツライ症状が出てくるのです。

つまり「アレルギー」とは、体が異物に反応し過ぎてしまい、不都合な症状を引き起こしてしまうことをいいます。 よく知られているアレルギー疾患には、例に出した花粉症をはじめ、アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、じんましんなど数多くの種類があります。
 
アレルギー反応の個人差
また、アレルギーを引き起こす抗原のことを「アレルゲン」と呼びます。アレルギーを起こすか起こさないかは、当然人によって違います。
ダニがアレルゲンとなる人、カビがアレルゲンとなる人、ハウスダストがアレルゲンとなる人、どれもアレルゲンとならない人、体質によって様々です。
 
シックハウス症候群とアレルギー
広義のシックハウス症候群は、「室内空気汚染によって引き起こされる健康障害」のことをいいます。したがって、室内空気汚染によるアレルギー性鼻炎や喘息などもこれに含まれます。
一方、狭義のシックハウス症候群は、「建材などから放散される化学物質の毒性によって引き起こされる健康障害」のことを指します。この場合のシックハウス症候群はアレルギーとは意味合いが違います。(しかし場合によっては、化学物質を抗原としてアレルギー反応を起こすケースもあるようですが。)

シックハウス症候群という言葉が医学的にキチンと定義されているわけではないので、ちょっとややこしいですね。シックハウス症候群の捉え方は人によってまちまちな部分もあるようです。
ちなみにこのサイトでは、アレルゲン起因の健康障害も、化学物質の毒性起因による健康障害も、それが室内空気汚染によって起こるものであれば、「シックハウス症候群」として扱っています。

化学物質に対する強さの個人差
アレルギーの症状に個人差があることは既に説明した通りですが、化学物質の毒性に対する強さも個人差があります。つまり、化学物質にさらされた時、症状が出やすい人、出にくい人がいるということです。これは一体どういうことなのでしょう。
 
化学物質が体内に取り込まれる経路には、吸入、経口、経皮の3つがあります。

経 路
説 明
 吸 入 空気中に溶け込んでいる化学物質を吸い込むことによって体内に入り込みます。
 経 口 化学物質が含まれる食べ物や飲み物を飲食することによって体内に入り込みます。
 経 皮
皮膚で接触することにより、皮膚を通して化学物質が吸収され体内に入り込みます。

このように、日常生活の中で、人は知らないうちに様々なルートから化学物質を体内に取り込んでいるわけです。
本来、人間の体は取り込まれた化学物質を代謝機能によって排泄したり、分解したりする能力を持っています。この機能のおかげで、我々は取り込んでしまった化学物質をそのまま蓄積せずに減らしながら過ごせているのです。
しかし、現代社会において化学物質は「出る量」よりも「入る量」の方が多くなりがち。特に代謝が悪い人や化学物質を多く取り込んでいる人は、体の中にどんどん蓄積され、その毒性によって症状が出やすくなってしいます。
また、化学物質を蓄積できる許容量も個人差があるといわれています。

つまり、シックハウス症候群の症状が出ている人は、カラダが「おいおい、許容量を超えてるよ!もう限界!」というシグナルを出しているということなのです。
 
このように、シックハウス症候群は体質などの違いによって、症状が出やすい人と出にくい人がいます。 では症状が出やすい人は一体どーすればいいの??ということですが、ライフスタイルを改善することでシックハウス症候群の症状を軽くしたり、症状を出にくくすることが可能です。

詳しく知りたい方は ライフスタイルの改善 を是非ご覧になってください!

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シックハウス症候群の要因 menu


 01化学物質 その1 (ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど)
    シックハウス症候群の最も大きな原因とされるのが化学物質。ここでは厚生労働省
     で室内濃度の指針値が定められている化学物質について説明します。

 02化学物質 その2 (スチレン、クロルピリホスなど)
     化学物質その1 の続きです(書ききれないので・・・)。  

 03ダニ その1
     家の中に生息する様々なダニ。その種類や特徴を解説します。

 04ダニ その2
     ダニによる健康影響ってどんなものがあるの? ダニに刺されることよりも・・・

 05カビ その1
    カビの種類からその特徴までを解説。カビにもいろいろあります。

 06カビ その2
    カビが人に及ぼす健康影響を解説しています。

 07様々なアレルゲン
    「アレルゲン」とはアレルギーの原因となるものです。家の中に潜むアレルゲンは、
     ダニやカビ以外にも様々!

 08シックハウス症候群になりやすい体質
    シックハウス症候群になる人、ならない人。 それは一体何で決まるのでしょう・・・。
関 連 情 報 @

ホルムアルデヒド試験紙
自宅で手軽にホルムアルデヒドの試験ができます。


ダニを捕ってアレルギー対策
ダニ捕りロボは、殺虫剤などを一切使用しない体にやさしいダニ捕りアイテムです。



人体に無害!安全な殺虫剤
厚生労働省が認めた安全成分で作られた人にやさしい殺虫剤です。



防虫剤を使わない防ダニ布団
特殊高密度織物を使用しているので、防ダニ剤を一切使わずにダニをシャットアウト。



関 連 情 報 A

銘木無垢ダイニングテーブル
化学物質を一切含まない、自然の植物油をベースにした「オスモオイル」で塗装。



化学物質を使わない天然塗料
化学薬品による漂白をしていない無農薬の蜜蝋ワックス。木材、竹、コルクタイルなどに塗ることができます。



シックハウス対策に最適な無垢フローリング
合板を用いない、無垢のフローリングなので化学物質の発生がなく人にやさしいフローリングです。

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